耳に優しい言葉が、本当に必要な言葉とは限らないよ。

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まぁ、まさかわたしの周りの友達に「ゲーム脳」なんてものに騙されている人はいないよね。

というか、騙されている人の目にわたしの姿は「ゲーム脳を蔓延させる悪の手先」にしか映らないだろうから(笑)、そういう人はそもそも私と付き合いを持とうとは考えないようにも思えるし、わたしの言葉に耳を傾けてもらえるかは疑問だけど…

ここからはたとえばの話。


あなたに子供がいたとして、自分の子供がゲームにはまって言うこと聞かなくなったとしたら、自分の思うとおりにいかないものを「あなたのせいじゃない」と言ってもらえるのは心地いいだろうし、救われたように感じるだろうね。


でもね、その言葉は嘘なんだよ。
言ったほうに悪意がなくても、それはやっぱり根も葉もないでたらめ。
言葉で慰められてもあなたの責任が消えるわけじゃないんだよ。
あなたが子育てを失敗してきた事実が消えるわけじゃないんだよ。
あなたの他力本願で責任放棄的な育て方の犠牲になった子供が救われるわけじゃないんだよ。


たとえ話はここでおしまい。
もしそれが現実になっても、わたしたちに責任を押し付けて自分の責任を投げ出しちゃだめだよ。
そのとき子供は、ゲームじゃなくて、あなたの犠牲になったんだから。


──以上、あるゲーム世界の住人の言葉。