氷川キャンプ場(東京都)

だいぶ前の記録となるが、キャンプの移動で最初にセローを使った回であるので後れ馳せながら記録を残しておく。

2019年1月12~14日にかけて、奥多摩の「氷川キャンプ場」に行ってきた。このキャンプ場はJR青梅線奥多摩駅から徒歩3分の距離にあり、「電車で行けるキャンプ場」として首都圏キャンパーにはよく知られている。

 

そんな地の利もあり、これまでもよく鉄道で訪れては利用したものだが、今回は少々事情が異なる。今回は鉄道による移動ではなく、オートバイによる移動であるという点だ。

 

一日目

前年となる2018年11月に導入した、ヤマハ「セロー250」2018年式のツーリングセロー仕様。これが今回の移動手段となる。

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前の週にテストしていた積載方法で装備類を積載。自宅より下道で約75kmほどの道を走る。途中「セブンイレブン福生熊川店」にて休憩。都心から離れるとコンビニに駐車場がつきはじめる。

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さらにそこから1時間20分ほどで到着。速く走ることにはあまり魅力を感じないというか、それによるリスクのほうが心配なので制限速度を守って走行してきたわけだが、その脇をトラックなどがオレンジの中央線を踏み越えて追い抜いていく道路交通法の無法地帯だった。

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受付を済ませ設営。今回も角渕や大洗で用いたポンチョタープを持ってきたのだが、テントと分けて立てると別料金になりそうだったのでタープなし。mont-bellのミニタープにすれば良かった。結果としてDUNLOP VS20テントひとつの設営となった。

 

しかし移動手段にバイクを選択したことにより、フルサイズの焚き火台の輸送が可能に。設営後早速火を起こして昼食。今回はbushcraft inc.の「焚き火フライパン」を試験投入。購入した薪の中の一本を柄に加工して、マルちゃんのソース焼きそばを作るなど。
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鋳造スキレットは重いのであまり装備に加えたいと思わないが、こちらは結構ありだと思った。

夕食は角渕で作ったのと同じナポリタン。f:id:big-bros:20190205125947j:image

こちらを作る過程で、ドイツ飯盒とドイツ軍カトラリーの思わぬ合わせ技を思い付いた。
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カトラリーのケース兼缶切り/栓抜きの先端を、ドイツ飯盒の蓋のハンドルにある皮通しに差し込むと、延長ハンドルとして使える。ハンドル自体が鉄製なので、火にかけていると熱くて持てなくなることがあるが、そんなときに使える技。

夕食後、まだ営業時間に余裕がありそうだったので「奥多摩温泉 もえぎの湯」にて入浴。食事はラストオーダーに間に合いそうになかったし夕食後なので断念したが、ここに来たらやはりこれ。
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ここには「王冠で蓋をされたガラス瓶のコカ・コーラ」がある。奥多摩に来たらこれは欠かせない。

風呂から戻り、火の始末をして就寝。

 

二日目

冬の奥多摩の寒さも、mont-bellダウンハガー900#1のお陰でしのぐことができた。無事翌朝を迎える。

本来であれば「キャンプ中に外食はしない」というポリシーには反するのだが、朝から温泉に向かいそこで朝食を採ることにしたところ、面白い偶然が。f:id:big-bros:20190205131742j:image

温泉の駐車場バイク置き場にとまっていた先客の車両が自分と同じくツーリングセローだった(年式は違うが)。二台のツーリングセローが並ぶ光景が面白かったので撮影。ただ、オーナーさんと顔を合わせることはなかったのが少々残念ではある。

お土産を売っていた売店で、おこじょのぬいぐるみがこんな感じで見上げていたので、

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つい一匹買ってしまった。
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朝食は根っ辛そば。山葵の鮮烈な香りが心地よい。
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温泉から戻り、しばし休憩の後夕食の準備。

メニューはニューコンミートカレー。日本のアウトドア料理で最もポピュラーなものがカレーだが、使用される食材のなかで肉だけが非常にシビアな鮮度管理を求められる。この点を改善すべく昨年の昭和の森フォレストビレッジ以来方法を模索しており、たどり着いた結論が缶詰めのコンビーフを用いるというもの。今回は馬肉入のニューコンミートを用いるため、ニューコンミートカレーである。ドイツ飯盒でカレーを作り、兵式飯盒でご飯を炊く。


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食事後はのんびり焚き火。残った薪をあらかた燃やし尽くして就寝。

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三日目

テントに霜が降りていた。朝から冷える。f:id:big-bros:20190718122527j:image

撤収日なのでテントやマット、シュラフ等は早々にパッキングを済ませ、テーブル、チェアなど最低限を残してお茶を入れる。

それらも纏めセローに積載して撤収。氷川キャンプ場を後にする。

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その足で「もえぎの湯」に向かい、この日程最後の温泉と食事を楽しむことにした。


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温泉の後、風呂上がりのコーヒー牛乳、瓶コーラ、朝食に「川魚の塩焼き定食」とソフトクリーム。

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前日に買ったおこじょさんが一匹ではかわいそうだという声があったので、冬毛の子と小さなサイズのおこじょさんを夏毛・冬毛で、一組、そしてニホンカモシカのぬいぐるみを追加で買う。
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ニホンカモシカさんは「セローさん」と命名

食事と休憩が終わり、あとは帰るだけとなった。


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セローに乗るセローさん。

帰りは来るときと違い休憩なし。都心に近づくにつれてコンビニから駐車場がなくなっていくので、休憩できる場所も減っていくためだ。

0245頃、自宅到着。


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このキャンプで自宅到着時点でのオドメーターの値が482kmほど。まだ最初のオイル交換を行う前だったことがわかる。
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以上、セロー導入後初のソロキャンプ記録をようやく纏めることができた。1月半ばに行ってから、公開が7月半ばと実に半年のブランクを経ており、冬場に行ったキャンプの話を真夏にお届けすることになったが、まあ色々と纏める時間かなかったという。twitterのほうではリアルタイムに書いていたので、記憶の曖昧なところもそちらの記録を元に思い出すことができた。

その後も、4月末~6月半ばにかけて行われた「多摩川源流ジャーニー」のために幾度か氷川キャンプ場で一泊ソロキャンプを行っているが、そちらは「宿泊施設としての利用」という側面が濃いので、あまり密度は高くない。そろそろ夏にもなったことなので、また別のキャンプ場にも足を運んで見たいところ。