そんじゃまぁ、書き出してみるか。

http://putikuri.way-nifty.com/blog/

実は氏は mixi でも http://mixi.jp/mikly.pl?vol=51&page=column あたりで言及していたりするのだが、こういうのを見た以上は書き出してみたくなるのが人の常だ(w

そんなわけで書き出してみようか。

  • 「好き」もしくは「わかる」もの

コンピュータ(運用)、プログラム、宇宙開発、科学、数学、SF全般(ハードSFからスペースオペラ/古典からライトノベルまで)、アニメ、マンガ、特撮、家庭用ゲーム、PCゲーム、ギャルゲー文化、女性声優ボーカルの音楽、カラオケ(アニソン/声優メイン)、猫、紀元前地中海周辺の世界史、紅茶、酒、プロレス、映画、写真

  • 「嫌い」もしくは「わからない」もの

煙草、スポーツ観戦(野球やサッカー)、鉄道、車、吉本芸人、フジテレビのバラエティ番組、宗教、占い、洋楽全般(一部除く)、アニソン以外の男性ボーカル曲、AVEXあたりから出ている女性ボーカル曲、アニソン/声優以外のカラオケ、株/投資、コーヒー、2ch

…とりあえず思いつくのはこんなところか。まぁ、氏の説については「概ね賛成、支持」。


ただ食わず嫌いの項目を「嫌い/わからない」に含めて、自ら可能性の幅を狭めてしまわないよう「才能マップ」の運用に注意することも必要だと思う。「かつては根拠無く嫌っていたが、やってみたら想像以上に自分に合う世界だった」なんてことは世の中に沢山あることだしね。

私にとっては上記の「ギャルゲー」がそうだった。良い作品は本当に良いし、評価に値する作品は確かに存在する。上記の『「嫌い」もしくは「わからない」もの』に含めたものは、基本的に「試してみたが合わなかった」もしくは「試してはいないが嫌うに値する合理的な根拠がある」ものばかりだ。

「コーヒー」の味自体は嫌いではないのだが、飲むと必ず胃が痛くなり、個々の味の違いなんてものを吟味している余裕が無いので「わからない」に分類した。煙草についてはもちろん今まで吸ったことも無いし、今後も吸うことは絶対無い。しかし、科学的根拠をもって「有害物質の塊」であると断言できるし、周囲で吸われた場合の臭いが「大嫌い」だし、自らの健康を害してまでそんなものを吸いたいという感覚は俺には「理解できない」ので、こちらに分類するのは理にかなっている。

「スポーツ観戦(野球やサッカー)」と「鉄道」「車」については…すまん。色々縁があってそれについての話を聞く機会は多いし、これらが好きな人には申し訳ないが、ついぞ俺にはその楽しさが全くもって理解できなかった世界だ。どれも「選手の名前」や「駅名」「車種」などの固有名詞や、それぞれの「歴史・沿革」など、「楽しむために必要な前提知識」で覚える項目が多すぎて、ほとほと嫌気がさした世界だったりする。そんな私にとってスポーツ中継は好きなテレビ番組を潰す敵だし、鉄道や車は単なる移動手段以上のものにはなりえない。


まぁ、氏の説を読んで考えるに、自分は「極めて幸せなほうに分類される人間」だということになる。「嫌い/わからない(才能が無い)」ものよりも「好き/わかる(才能がある)」もののほうが多く、しかもそのなかの一つで一応のところプロとして飯を食えている。つまり、生きる(=生活を支える)ために「好きでもない仕事」をやる必要が無く、一日24時間の内訳は「生理的に必要なこと(睡眠/食事その他)」か「好きなこと」かのどちらかに必ず分類され、あまつさえ才能という手札の中にプロとしてやっていける切り札があるということだ。実際、生きていることが楽しくてしょうがない。

この説は、いかなる形であれ初めて触れた人に人生の変革を迫る説ではないかとも思う。支持するにせよ反対するにせよ、「ならば自分は」と自己を再確認する機会程度にはなるだろう。そこから何かが生まれるとするならば、それだけで岡田氏の説には価値がある。