「ダ・ヴィンチ・コード」公開直前… 教会から非難の嵐 伊、比ではボイコット呼び掛けも

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/20060517/20060517_004.shtml

あー…古くからここを読んでいる人や、リアルの私を知っている友人知人諸氏にはもうおなじみとは思うが、私は自分で自分を懐疑主義者と思っており、概ね無神論者といって差し支えない*1。諸々の神話や宗教書は文化的もしくは歴史的な産物ではあっても、信仰の対象とはなりえない*2


つまり、諸々の宗教はヒロイックファンタジーから反吐が出る内容まで幅広いクォリティの「フィクション作品」なわけだ*3。で、そんな私からこの記事を見ると…


世の中にはフィクションと現実の区別が付いていない人間がこんなにもいる。


ってことになる。
「空想と現実の区別が付かなくなる」とか言ってゲームやアニメ、特撮のようなフィクション文化を叩くぐらいなら、まずこの種の「宗教というフィクションにかぶれた人々」を何とかしたほうが良いと思うんだが。


信仰を持つなとは言わないが、信仰するならするで慎ましくあっていただきたいものだ。
精神構造的には本質的にこの辺→(悪魔の詩 - Wikipedia)と変わらんわけだが、自身の権利の範囲を「文句をつける権利ぐらいはある」と正しく認識しているあたり、実際に制裁にまで及んだ例よりはマシというものか。

*1:「概ね」というのは、普遍的に追試可能な観測事実を元に神の存在が立証されれば、いつでも神の存在を認める用意があるからだ。それに依存したり絶対的な信頼を置いたりするかはまた別の話だけどな。

*2:まぁ、ゲームなどでは占いや神を信じる人間を「演じる」ことはあるけどなw

*3:いや、いくばくかの史実が含まれていることがあるのは認めるが、史実を要素として織り込んだフィクション作品などいくらでもある。