あー、うん。観ないな。

パチンコ解禁は断末魔? 信頼も文化も失ったCMの未来(前編)|日刊サイゾー

その昔幼少の頃、何かの番組を見たいという私に、母が返した言葉を思い出す。

「向こうは商売なんやから、
無理して見るもんとちゃうで。」

今になって、実に素晴らしい教育を受けたものだと本気で思う。幼少期から、メディアの本質を叩き込まれていたわけだな。


まさにその通り。テレビのようなメディアは商売であり、直接のお客は番組スポンサーであり、そのスポンサーは視聴者である我々を顧客とすべくCMを打つ。
こうした事実がある以上、取捨選択の権利は当然視聴者である我々に存在し、「見ない」という選択肢も当然存在する。


…それって、そうした産業構造のメディアを生業とする人間は必ず心しておかにゃならんことと違うか? いつまでも「メディアの王様」気取りで、情報を独占する広告代理店とつるんで制作会社を搾取した挙げ句番組の質は低下し、それに伴いメディアとしての優位性は減じていく。


他のメディアにお株を奪われそうになって必死にネガティブキャンペーンを打ってみても歯止めにはならず、最終的には局と広告代理店が、それぞれの生命線を攻撃しあう仲になるんと違うかな。その時がテレビメディアという産業構造が崩壊する時になりそうな。外野からの勝手な憶測だけど。


個人的にはもうアニメと特撮以外テレビ観てないから、テレビ産業が滅ぼうがなんだろうが知ったことじゃない。