インドの少女、欧州での「ビッグバン実験」を恐れ自殺
…えーと、これって、
- エネルギー保存の法則
- 質量とエネルギーの変換式
…ぐらいを知っていて、
…ってところを考えれは、
地球全体を巻き込む規模の大惨事になどなろうはずもない。
…という結論ぐらいは容易に導けそうな気がする。少なくとも中学校卒業程度の基礎学力があれば。
今インドはIT大国で、教養のレベルも高くなっていると思っていたのだが、違うんだろうか? それとも女性にはまだ教育が行き届いてない? それともこの娘が諸々の意味で特別だったのだろうか?
…そういえば、「ブラックホールに飲み込まれる」と騒いでいた向きもあったな。
参考までに計算してみる。
半径20[cm]程度のシュヴァルツシルト半径を持つ「小さな」ブラックホールを作るためには、質点に 2.6932e26[kg] の質量を持つ縮退物質が必要な計算になる。地球の質量が5.974e24[kg]なので、地球全体の質量の約45倍という計算だ。
もちろん地球は自身の質量を超えた物質やエネルギーを人類に貸し与えることなど出来ないので、そんな質量を持ったブラックホールなど作れるはずもない。
世界の様々なものを不用意に恐れず生きていくためには、教養とそれを応用できる知恵が必要なのだなぁと思った事件だった。
…将来子供に
「なぜ勉強しなければならないの?」
と問われたら、こう答えるようにしようと思った。
「お前が将来、恐れる必要の無いものを恐れて、自分の道を閉ざしてしまうことのないように勉強するんだよ」