マスタリング作業上の問題点解決

今回の制作上、最後に遭遇した最大の問題がマスタの品質。


ミックスダウン直後の音源をそのまま焼き込めば収録音量が低すぎ、安易に音量を上げて収録すれば、ピーク値が限界を超えた箇所がノイズになる。かといって局所的にピーク値が極端に高い箇所に合わせて音量を上げると全体の音量/音圧不足を解決出来ない。


今回は入稿までの時間がなかったので、やむなく低い収録音量のまま焼くことになってしまったが、次回作までには対処方法を確立しておく必要がある。


そんなわけで、ノーマライザとピークコンプレッサ、マキシマイザを使用して、マスタとして焼き込んだときに充分な音圧を持ち、ノイズの乗らない音源の作成実験。


やってみた結果、現時点でそれなりにどの音源にも使えそうな手順。

  1. ノーマライザをかけて振幅を正規化
  2. ピークコンプレッサをリミッタとして使用。極端なピークを抑える
  3. コンプレッサを使用して振幅を圧縮
  4. 振幅が概ね平準化されたところでマキシマイザを使用し、想定音量に引き上げる

この手順で加工した音源をマスタとしてCD-Rに焼いてみたところ、今回問題となったトラックが、ノイズもなく充分な音圧で聴こえるようになった。


…今からマスタ差し替えられんかな。無理か。次回作以降だな。