理科年表

良く見たら、以前 Elispで作った軌道計算ユーティリティに組み込んだ諸惑星の軌道要素と、理科年表平成17年版天文部の惑星表(P76)にある軌道要素の数値が微妙に違う。

以前このユーティリティを作ったときに持ってきた値は平成16年版理科年表からのものだったので、ついでに平成15年〜17年のものを比較してみる…どれも微妙に違う。いや、元期平均近点離角が大きく違うのは当然なんだが、それ以外の要素は二体問題で考える上では変わらない。しかし、実情はn体問題なので、絶えず摂動を起こして軌道要素は微妙に毎年変わっているんだな。さすがは国立天文台、毎年最新の数値を載せてくれている。ありがたや。

そんなわけで、軌道要素数値を平成17年版由来のものに更新する…「なんでそんなものをよりによって Elisp で書くのか」という突っ込みは却下。だって日頃一番使うアプリケーションって Emacs だし、そこでささっと計算できたほうが便利だし…ブツブツ。