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今まさにドックからロールアウトされるソユーズの雄姿(Soyuz TM2 1987-02-05)。

中央のサステーナとそれをとりまくように配置された4本のブースターユニットそれぞれに4基づつ配置された計20本のロケットエンジンは、ソユーズシリーズの大きな特徴。「王立宇宙軍 オネアミスの翼」に登場したロケットのデザインは、明らかにこのソユーズがモデルと思われる。

ソユーズは旧ソビエト連邦で開発されて以来幾多の改良が行われてきたが、その基本的な設計は当初からほとんど変わっておらず、「世界で最も安定したロケット」と呼ばれる。推進剤として、ケロシン(灯油。本質的に石油ストーブに使われるものと同じ)と液体酸素を使用。

ソビエト連邦なき今もロシア共和国によって運用が続けられ、ISS(International Space Station - 国際宇宙ステーション)計画でも重要な役割を担っているが、その主な射場であるバイコヌール射場はロシア共和国領内ではなくカザフスタン共和国にあり、色々大変そうである(笑)


ソユーズは、米国のロケットのように発射台で組み立てるのではなく、組み立てたものを横倒しにして列車にのせて射場まで運ぶという非常にユニークな打ち上げプロセスを持つ。ロケットを載せた列車の姿は、なかなかほほえましいものがある。