そして新年は訪れる。

そんなわけで、2007年が訪れたわけだ。

太陽の質量が 1.989e30[kg]で、地球の公転軌道長半径が約1[AU]である限り、新年はこの周期で訪れ続けるのだな。まぁどこを基点にとってもいいんだが、現在使われているグレゴリオ暦ではおおむね地球がその軌道の近日点*1を通過するあたりを元日に定めてあるので、ある意味でわかりやすい基準ではある。

つまり、われわれの地球が一年のうちで一番太陽に近い時期というのは、まさに今なんだな。


何年か前に、「合理的な一年の初めの定め方」を考察した際に「近日点通過の日」を元日に選ぶというのを考えて、いつごろ通過するのかを計算したときに 1/1〜1/3ぐらいだったので、現在のグレゴリオ暦が充分合理的だなーと感心したことがあったわけで。


そんなわけで皆様、次の一周分もがんばりましょう。

*1:ケプラーの第一法則「惑星は太陽を焦点のひとつとした楕円軌道を描いて公転する」、つまり、地球も真円に近い楕円軌道を公転しているわけで、その楕円の中で焦点のひとつである太陽に最も近くなる点を「近日点」と呼ぶ。この近日点と太陽を結び、軌道の反対側にある点は「遠日点」と呼ばれる。