【予告】これまで沈黙を守ってきたが。

事が起こってからこれまで、ある件について私は沈黙を守ってきた。


私は中華料理が大好きだ。
レパートリーは少なく四川料理中心だが、自分でも作ったりする。大蒜と生姜を炒める香りとオイスターソースの味、豆板醤の「辣」や花椒の「麻」が大好きだ。


中国の長きにわたる歴史と文化には畏敬の念を抱かずにはいられない。
語られるべき歴史や作品について枚挙に暇がないことは、それらが現代においても数多くのメディアで解釈し直され続けている事実をみれば誰も否定できまい。


中国人の友人もいる。
とても良い奴だし、趣味も合う。
彼と永く友人でありたいと思う。


中国人の仕事仲間もいる。彼らは持論にこだわり過ぎる傾向はあるが、そのエネルギーと熱心さには敬意すら覚える。


そんなわけで、私は中国の文化が生んだもの、歴史、そして個々の中国人たちが大好きだ。



それでも。
たとえ、そうであってもだ。


沈黙を破り言わねばならないことがある。


が、本文を書くのは明日以降にしておく。
それは、ここは中国の友人も見ているという理由からだ。


その友人の君に、先に詫びておく。


私がそれを書くことで、ひょっとしたら君は不快に思うかも知れない。その場合でも、私がこれを書かなければならないと思ったわけを理解してくれる日が来ると信じている。共感までは求めないが、もしそれが得られたとしたら、私はいつでも嬉しく思うだろう。

それ以前に、君はここを見ることが出来なくなるかも知れない。他でもない、君たちの国の政府による検閲によって。

このサイトにそれ程の影響力はないと思うが、場合によっては君の安全すら脅かされるかも知れない。これについては、君の国の政府がどの程度まで寛容かを私が知らないために怯えているだけかも知れないが、もし危険を感じるならば、明日以降書かれる筈のその記事にはアクセスしないようにして欲しい。君の身の安全は大切だ。


まずは予告まで。
明日までにうまくまとめられかはわからないが。