…いや、ロケットに指令破壊装置がついてるのって当たり前だから。むしろついてないと困る。
日本のH-IIAやΜ-V、欧州のアリアンVのような無人ロケットも、米国のSTSやロシア/カザフスタン(旧ソビエト)のソユーズのような有人ロケットでも、打ち上げ後の制御が予定から外れたときのために、指令破壊装置(端的にいえば自爆装置)を積むのは当然。
もちろん有人機の宇宙飛行士たちは、何かあった場合は自分達もろとも爆破され命を散らすことを覚悟の上で宇宙に上がっている。仮にミサイルの場合でも自国領内で誤爆せんように指令破壊の仕組みは必要なわけで。
これは北朝鮮が当たり前のことを自慢げに語ったという間抜けな話なのか、それともわざわざ当たり前のことをニュースにする時事通信が間抜けなのか。「ついていなかった」ならニュースになるんだろうけど…それはそれとして、
同筋は、北朝鮮が2006年7月に発射し、直後に空中分解した弾道ミサイル・テポドン2号について、「発射から40数秒後に自爆させた。打ち上げの失敗ではない」と説明。今回の発射でも「失敗したときに自爆させる措置は施してあるはずだ」と強調した。
…ん? 2006年のテポドン2は、失敗じゃないのに指令破壊したってこと? なんでまた?
あとは「失敗したときに自爆させる措置」の、「失敗」という条件の詳細な内容が気になる。
- (衛星の打ち上げに)失敗したとき
- (日本に対する攻撃に)失敗したとき
さぁどっちだ!?