原典

世の中には数多のコンテンツがあるけども、その中には古典・名作をモチーフにしたものや、古典・名作のネタを使っているものが非常に多い。人物やアイテムなどの固有名詞についても出典を探すことができるものも少なくない。

 

よく使われる印象のある古典・名作を思い付くまま挙げれば、ギリシャ神話、北欧神話旧約聖書古事記ギルガメッシュ叙事詩ラーマーヤナイーリアスオデュッセイア、東方見聞録、西遊記三国志演義ファウスト、夏の夜の夢、クトゥルフ神話…など、そうした「元ネタ」だけでも結構あったりする。

 

同じ「元ネタ」をモチーフとする作品が原典にルーツをもつ共通の設定を使っていることも多く、そうした作品を一定以上楽しんでいると、ある問題が生じてくる。

 

「原典を一度も読んだことがないのに、さも原典について知っているかのような気になっている」

 

しかもモチーフにした作品が脚色・翻案した部分がごっちゃになってたりすることもあるし、作品によっては古典の名前だけを「作中での権威付け」に使っていることもあり、原典に書いてもいないことをさも原典からの出典であると勘違いしていることさえある。

 

個人的には、さすがにそれじゃいかんだろうと思うので、5年ほど前に「読んだことない原典を読んでみなければならん」と思い、「ギリシャ神話」とか「旧約聖書」「西遊記」あたりの読んだことあるものは良しとして、とりあえず「夏の夜の夢」「ラーマーヤナ」「北欧神話」あたりは読んだのだが、記憶にあるかぎりでは「ファウスト」と「古事記」を読んでる途中で他の用事が増えて止まっていた。

 

んで、そろそろ時間的余裕が作れそうになってきたので、仕切り直して「イーリアス」「オデュッセイア」あたりから読んでみようかと思ったのが今週頭ぐらいだろうか。

また余計な用事が増えなければ良いけど。