身近な化学

ここ暫く自宅で料理などしている余裕が無かったが、昨日久しぶりに中華鍋を見たところ、表面に赤錆が浮いていた。


派手な錆を金属束子で落とし、あとは薄く油をしいて野菜屑を炒めたところ、それらの赤錆は消え失せた。


大部分は摩滅により除去されたと思われるのだが、残った部分は野菜屑や油など、炭素を含む物質と共に加熱されてエネルギーを与えられることにより、酸化鉄が還元されて鉄に戻ったわけだな。ちなみに酸素と結びついた炭素は二酸化炭素になる、と。このあたりは中学校の理科だが、まあこんなに身近なところにもあるわけだ。


なるほど、だから中華鍋は長持ちするのか、と、ちょっと感動した。