「咲-Saki-」第二話(含ネタバレ)

無念にも第一話を録画しそこねた「咲-Saki-」であるが、第二話は無事録画成功。
原作が明確なストーリーものなので脚色の余地は少なく、原作を堅実にアニメ化してある模様。


二年たらず前に、これの原作で麻雀に興味を持った俺としては、今回のアニメ化で新たな雀士が生まれることを望む。

アバンタイトル

和(のどか)さん、リー棒投げちゃいけませんよw
雀荘とかで真似しないように。
あと、ツモったアガリ牌を卓に叩きつけるのもいかんぜ。

OP

大好物の橋本みゆきボーカルが炸裂。
良い歌詞だ。
「※麻雀アニメです。」注釈を入れたくなるカットも良い。

本編

4連続±0で終局する咲に、清澄高校麻雀部の面子が揺さぶりをかける話。
勝つつもりも負けるつもりもない咲に、竹井部長は「他家に8000点ずつを配り1000点のみを残した状態からのスタート」を想定する提案をする。


…つまりはハンディキャップマッチということ。咲が自身に課した「勝利条件」としては、初期ハンデである他家に対する差分24000+8000=32000点を回収せねばならん、というシチュエーションを想定して打つということだな。以下、闘牌の概要。



東=片岡優希/南=宮永咲/西=原村和/北=染谷まこ


東一局 親・片岡。
一巡目、南家・宮永がダブル立直、翌二巡目に自摸和。ダブリーからの一発自摸で30符四翻 2000,3900。


東二局 親・宮永。
西家・原村が立直、南家・宮永からの栄和
手は不明(画面中で出ていない)だが、30符四翻7700。


東三局 親・原村。
西家・原村、自摸和で親の満貫4000オール。
連荘により一本場へ。


東三局一本場 親・原村。
西家・原村、立直から東家・片岡による立直牌による栄和、11600+積み棒1本による300=11900点。


東三局二本場 親・原村。
東家・片岡が、西家・原村よりダマ七対子。6400+積み棒2本による600=7000点。


東四局 親・染谷。
東家・片岡による立直の後、南家・宮永が西カン→嶺上ツモによる四暗刻。子の役満32000(8000,16000)+東家・片岡の供託棒1000=33000点。



…という展開は原作通り。


ところで、咲の脳内では1000点スタートなんだが、それだと彼女の脳内では東三局で和が満貫を和了った時点でトビになるんではなかろうか…??? うーむ。
あと、マイナス分をカウントすると、スタートの33000点に届かない。マイナスは0扱いなんかな?

この闘牌では北家のまこ先輩はヤキトリなので、咲、和、優希の三人に絞って点数の推移をまとめると、下記表のようになる。
(脳)としてあるのは咲の脳内点数、(実)となっているのは実際の点数。

咲(脳) 和(脳) 優希(脳) 咲(実) 和(実) 優希(実) 備考
初期状態 1000 33000 33000 25000 25000 25000
東一局 8900 31000 29100 32900 23000 21100
東二局 1200 38700 29100 25200 30700 21100
東三局 -2800 50700 25100 21200 42700 17100 ←ここで脳内トビ
東三局 一本場 -2800 62600 13200 21200 54600 5200
東三局 二本場 -2800 55600 20200 21200 47600 12200
東四局 30200 47600 12200 54200 39600 4200 ←マイナスをカウントすると足りてない。


…まぁ、いずれも咲の脳内点数なので、実際は東四局の役満で咲が和をまくってトップ。


さて、その対局後から、咲と和の百合成分配合友情物語が始まるわけだが、この時点での和はまだツン状態。



良くも悪くも原作に忠実な作りなので、「けいおん!」のようなアレンジ部分の面白さはあまり期待出来ないが、原作にあるファンタジック(?)な心象描写がアニメーションとして見られるというのは大きいな、うん。