略称は「中麻(ちゅんま)」というらしい。
ルール自体は1998年1月に中国国家体育総局によって「麻雀競技国際公式ルール」というフレコミで制定されたもので、その歴史はまだ10年を数えていない。当初は北京オリンピックの種目にしようという動きがあったとかw
日本で行われている立直麻雀との違いは、
- 王牌無し。最後の一牌まで自摸り切る。
- 王牌が無いためドラ表示牌も無く、ドラは無し。
- 立直なし。
- 振聴ルールなし。以前河に捨てた牌であっても栄和できる。
- 開門位置から配牌方向と逆側にある牌を嶺上牌として使う。
- 暗槓は「槓があった」ことだけを明示するために牌を手から分けるが、すべて伏せて置き、中身を晒さない。局の終わりに開示する。大明槓や加槓については日本と同じ。
- 和了るときは「フー」と発音する。自摸和でも栄和でも「フー」。
- 役が全部で88ある。役には1点から88点までの点数が割り当てられている。
- 役のうち8つは花牌それぞれ(春夏秋冬梅竹蘭菊)に対応するもので、実質は全81役。
- 手が含む役の点数合計が8点以上ないと和了れない。
…とまぁ、結構多いように見えるが、よく考えるとなかなか洗練されたルールではある。役はやたら多いけどw
詳細については下記サイトが非常に細かく解説してくれている。
日本国内で販売されている牌では、花牌として春夏秋冬は入っていても梅竹蘭菊は入っていないものばかりで、フルセットの144枚使い18幢積みによるゲームはちょっと難しいが、サブセットとして花牌抜きの136枚でやることもできる模様。この場合花牌役(各一点)が無いため、役の数は80ということになるなぁ。
まぁ、一回ぐらいやってみてもよさげ。