こういうのがダメなんじゃないの?
…何、この頭の悪い精神論。
「感化」が蔓延するのは、現状に疑問を持たない「考えない連中」を大量生産する、あるいは「もともと考えていない連中」から考える機会を奪ってしまうという、大企業病の兆候の最たるもんじゃないか。小さい会社がこの病気にかかったらたちどころに死に至りそうなもんだ。
- 「役に立つんですか?」には役に立つ根拠を合理的に説明する。
- 「そんなの意味あるんですか?」にはその意味を具体的に説明する。
- 説明できないならば、自分の属する組織自体に何かおかしな点があるかもしれないということを自覚する。
こうしたことを繰り返すうちに「無根拠にものを言う人ではない」という認識を与えることが、相手に「黙って聞こう」と自発的に思わせる「リーダーの気風」だろうと。そうした認識が周囲に出来上がった人は「黙って聞け」などと言う必要がそもそもない。
リーダー教育なんてものをしていいのは、そうした「合理的なリーダーの気風」を身につけた人だけだと思うぞ。少なくともこの元記事を書いてるような人じゃないと思う。
…まぁ、新卒の新入社員から出てくるそれらの言葉が、愚にもつかないレベルのものであることがほとんどなのはわかるんだけどな。その場合は「お前の質問は愚にもつかないレベルのものだ」ということを「具体的に」わからせてやればいいわけで。
精神論で押さえつけるより、隙なく合理的に「身の程を教えてやる」ことのほうがよっぽど堪えるとおもうぞ。