納車

先日購入したYAMAHA SEROW250が納車と相成った。

バイク屋さんまで電車で赴き、あとは現地から乗って帰って来たのだけども、正直公道を自分の判断で走るのは初めてなので終始パニックに近い状態だった。

見落としや誤判断、エンストなど数え上げれは切りがない。もっと公道を落ち着いて走れないと遠出は難しそうだ。

 

下調べをしている段階で多かったのは「納車後最初にやるのはガソリンを入れること」という情報。なので、帰着後給油と基本的な防犯グッズの調達のため再び乗り出したのだけども、車線変更がうまくできずナビが役に立たない。

車線変更のルールを思い出そうとしているうちにタイミングを逃してしまい、右折すべきところで右折レーンに入れていないため右折できず、余計な迂回路を通らねばならず、見も知らん路地に入ろうとしたら一方通行の出口だったりして慌てて引き返すなどもあった。歩行者の時は一方通行とか気にせんでもよかったものな…「あっちに行きたい」と思ったら「あっちに延びている道」に入れば良かったものな…車両ではそうはいかない。「車両としての目」で道を見る癖をつけないとダメだ。

赤信号の下の青矢印を見落として、いつまでも青に変わるのを待ってたら後ろからホーンでせっつかれたりもした。車両用の信号なんて歩行者として歩いてた時には気にしてなかったし、教習所にも車線の多い道路とか、青矢印の信号とかなかったな…学科ではやったけども思い出すのに結構な時間を要した。バイクは普通自動車と違って路上教習とかないから、この情報が人生で事実上初めて自身に関与するようになったんだよ、わかんないよこんなの…みたいな有り様でパニックに陥っていたのだ。

もう道路の全てが自分を陥れるために悉く罠を張っているようにさえ見えたほどだ。道がわからないからナビに頼るのだけども、ナビの示す道順さえ物理的に辿れない。結果、もっと知らない道に入り込む。

 

信号で停止して、発進時にエンストを繰り返すうちにまた信号が変わってしまったこともあった。セローはCB400SFみたいにすんなり出てくれないみたいだ。後続にも迷惑なのでちゃんとできるようになっておかねばならない。

 

正直、公道に居るだけで迷惑なレベルだと思うのだけども、実際走らないとできるようにはならないとも思うのがジレンマだ。なんにせよ、もっと知識を感覚で実践できる訓練が必要と考える。

それまで、少なくとも人様の車両にぶつけたり、人様を轢いてしまったりしないようにだけは注意せねばならない。あと、自分も死なないように。