酷暑で狂うその前に

今、この時期、将来の不安や自分の現状に苛まれ、過呼吸になったり絶望的な気持ちに陥り、希死概念に囚われそうになっている人へ。

まずは次のことをやってほしい。実際に行動に移すのはそのあとでも遅くはないし、考え直してくれるならその方が喜ばしい。

  • 部屋のエアコンを効かせる、もしくはエアコンの効いた施設内で一旦落ち着く
  • ちゃんとした食事を摂る。塩分控えめとか今は考えなくて良い。
  • 脱水にならないよう水分を摂る。
  • 水分だけでなく塩分も摂る。
  • 風呂やシャワーで身体の衛生を保つ

精神と肉体は不可分であり、ここ連日の酷暑による身体の不調が精神に影響を及ぼしている可能性が否めないからだ。
今はまさに、全国的にそうした天候のもとにあるので、あなたのそれは「環境によって植え付けられた気の迷い」である可能性がある。


先日、芥川龍之介自死した1927年7月24日前後の気温について気象庁の記録を調べたら前日の最高気温が35℃前後で、同時期に酷暑による発狂死もあったとかまあそんな話題がtwitter(現X)に上がっていた。

https://togetter.com/li/2199883?s=09

どうも人間、暑くて逃げ場のない状態になると自ら死を選ぶ行動をしてしまいかねないところがあるらしい。

自分もこの夏最高気温が連日35℃前後の日があり、そのときに希死概念がちらついたり将来不安が増幅され絶望しかかるという体験をしたので、なんとなくそのようなものなのか、という気がしている。これを踏みとどまれる理由を強く意識していないと、酷暑に狂わされた挙げ句に自死という選択をしてしまいかねない。

こうした事例は肉体と精神が不可分であることを教えてくれる。

「食事をしたら自殺する気がなくなったなんて、そういう精神性の持ち主ってだけでしょ」

などというのは誤りで、精神性云々以前に希死概念そのものが外部要因により芽生えている可能性は常にある。絶望に沈む前に、身体のコンディションをまず整えてから考える、というのはやってみた方が良い。