オッカムの剃刀

一連の事実について最も単純な説明を見つけるという考え方。まぁ、この辺は基本だわな。疑似科学やオカルトの類と、科学とを区別する判断基準の一つでもある(これだけで判断できるわけではないが)。


つまりは目の前で不思議な術を見せられても「超魔術」とか「ハンドパワー」(古い…が最近CMでやってるねぇ…何で今更)とかいう説明になってない単語で誤魔化されるよりは「何かトリックがある高度な手品だ」と考えるほうがよほど単純で、事実そうであるわけで。若い人には信じられないかもしれないが、1980年代末期頃はアレに騙された人が日本中にいたんだな(笑)。今となっては懐かしい。

まぁ、伝奇SFに突っ込んでもしょうがないんだが、上のラマ教の「秘術」についても超常的な能力と考えるよりは、人間の思い込みや多様な解釈を利用して当たり障りのないことを言っているのが実情と考えたほうが単純なわけで、「事実」と言ってしまうにはあまりにも根拠が薄弱過ぎるので、せめて「…と信じられている」ぐらいにして欲しかったところ。